オーダーメイド手造り真空管アンプの店





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 <コラム>
 2015年6月21日 

このコラムを書き始めて10年が過ぎようとしている。20057月から書き始めた。だいたい10日に一度のペースで書いている。途中海外旅行に行っていたりした時などはお休みしたがほぼ休まず書いている。最初僕はコラムで何を書いたらいいのか迷ったが、今は読み手を気にせず好きに書いている。何故書いたかと言えば、それは検索でこのサイトが上位に表示されるためなのだが、今はそれも気にしていない。それほどアクセス数が増えている訳でもなく、僕の後輩などは趣味のサイトで100万以上のアクセス数を上げるやつもいる程だからまったくそいつには及ばない。
 今は自分の日記として書いているようなものだ。自分で読み返してこんな事を書いたのかと思うこともあるくらい自分で忘れているほど適当なことを書いている。だからみなさんも適当に読んでいただいた方が良い。
 とは言うもののこのコラムやERを読んで僕の考え方を理解していただくこともある。いつもオーディオ関係の何かを書きたいと思うが、それほど引き出しの大きさや深さがないものだから、日常の出来事でごまかしているのが実情なのだが、ほんのわずかだが真面目に計算したり測定したりしてそれを発表している。

グーグルのサービスでダッシュボードの表示というものがあり、僕のサイトのユーザーの傾向がわかるようになっている。人気のページは電源インピーダンス関係でその次がバランスアンプ関係である。どちらも世間であまりこのような情報が少ないからだと思われるが、こういうのを知ると皆さんの興味も少しは分かる。最近のサービスでどの国の人がこのサイトにアクセスしているかが分かるようになったが、面白いのはこのサイトは日本語なのだがごくわずかだが外国からのアクセスがある。当然日本人からのアクセスだと想像するが、遠く外国にいても僕のサイトを読んでくれるというのは何かうれいしい感じがする。仕事で疲れて家で日本語の趣味のサイトを読んで疲れを癒すという僕なりのストーリーを思っているがそんなことはあるのだろうか。

10年続けたのは自分なりに良くやったと独りよがりの思いだが、これから何年続けることができることやら。

アンプ製作も最近は集中力が続かなくなってきた。これからどうするかも考えていかなければならないな。


 
 <楽譜製作>
 2015年6月11日 

以前能管の楽譜をエクセルで書いたことをこのコラムに載せた。この楽譜はかなり良く出来た物と自分でも思っていた。
 少し能について説明すると、能管とはお能の笛のこと。能は700年近く前に観阿弥・世阿弥によって今の形が作られ、その後この700年ずっとその伝統芸能が伝承されてきた。能管についてもおそらく口伝やその後紙の発達などで楽譜というものが作られ、それがこれまで続いている。楽譜ももちろん五線譜のようなものでなく縦書きの独特な形式をしている。曲のリズムに相当するところが唱歌(しょうが)と言われる楽譜で、音程は指付(ゆびつけ)と言われて笛の7つの穴のどこを塞ぐかを示す図で表されている。曲を練習する時は唱歌と指付両方を見ながら演奏することになるが、実は唱歌と指付は別々の楽譜に書かれているから、能管を練習する時にはこれらの楽譜を一緒の楽譜となるように移し替えて新しい譜面を作らなければならない。これまでも何人の方がこの楽譜を製作してきたが、何せ手書きのため見た目がきれいでない。どうも能の囃子の世界ではこの唱歌と指付がきれいなひとつの印刷物として発行されてはないようだ。

 長い前置きになってしまったが、この能管の楽譜を僕がコンピュータで書いてしまった。それほど大げさなものではないが、これまでの手書きの楽譜に比べ数段見やすい楽譜になった。これは女房が手書きでギブアップしたため、僕が代わりにコンピュータで書いたものだ。ところがこの楽譜、女房の先生の目に留まり別の曲も書いてくれないかとの依頼があり、先日それも仕上げることになり第二作目を製作した。出来上がりに特に不備もなく、一応先生も満足できるものになった。

そして今この楽譜のデジタルデータ化について僕も何とかお手伝いできないかと真剣に考えている。すべての曲の楽譜があるとは限らないらしい。楽譜になっていない曲というのも存在するようだ。

 曲には版権などで勝手に楽譜を作ることができないだろうし、今後どのような方向に進むかは僕には分からない。僕とすれば伝統芸能に何かのお手伝いができれば良いがと思っている。


 
 <進捗2>
 2015年6月1日 

今回もバランス型CSPPラインアンプの進捗を書いてみたい。
 このアンプ他の仕事の合間に作っているので進捗が遅い。普段からのんびりやっているからなおさら遅く仕事が早く進まない。でも特性の結果は素晴らしいものになった。
 アンプはシャーシー加工も済み、基板配線もほとんど済んだ。1枚だけ残っている。

 アンプ回路の動作確認はしたところまでは以前書いた。初めて作る回路だったがほとんど設計通りに動作してくれた。変更したのは発振を止める位相補正のみ。これは動作してみないと分からないところで、ここは変更した。他の部分は何も直さなかった。初めて設計するCSPP回路部分も問題なく動作してくれていじるところはなかった。普通アナログ回路というのは動作させ、さらに特性を追い込むものなのだが、今回はその必要がないくらい1発で素晴らしい特性を示してくれた。こんなことは今まで経験のないことだ。

 性能をお見せしよう。
 周波数特性(1V出力)  -0.5dB(20Hz)0dB(1KHz)0dB(100KHz)
 歪率(1V出力)     0.015%(20Hz)0.016%(1KHz)0.036%(100KHz)
 最大出力         20V

この特性は無帰還時の特性です。改めて言いますが無帰還です。
 真空管アンプが無帰還でこれほどの特性が出るとは僕自身も想像していなかった。
 これ程特性が裸で出ているのであえて特性を追い込む必要がまったくなかったということだ。

 実際使う時は負帰還アンプにしている。歪特性はさらに下がりほとんど無歪状態(?)に。
 一方周波数特性はあえて高域は下げ、無帰還時より特性を悪くすることになり、ちょっとおかしいと思われるかもしれない。
 今はこんな状態でまた止まっている。他の仕事が舞い込んできて自分のアンプが進んでいないが、来週あたりからまた進めそうだ。

これからは入力切替リレー基板動作確認、出力リレー基板動作確認、シャーシー内の配線などまだ作業はたくさん残っている。

音が確認できるまで、いつになることか。


 
 <高価なブルーベリー>
 2015年5月21日 

新鮮なブルーベリーを食べてみたいとい願望から一昨年ブルーベリーの鉢植えを買い育てている。今回はこの鉢植えにまつわる話。
 ブルーベリーという木は1本だけでは実がつかないらしい。それも種類の違う2本のブルーベリーをお互い近くに置いて育てるものらしい。園芸店の店員さんに選んでもらった鉢を2種類購入したのが一昨年の9月。昨年はまだ実の付き方が悪く、昨年の夏は何十粒程度食べられた。十分甘いとまでは至らず、まあ一応新鮮なブルーベリーが食することができたという程度だった。今年はもう少したくさんの実を実らせたいという願いからいろいろと手をかけてきたが、どうもその費用がかさんできた。
 もともと鉢植えで購入したブルーベリーだがそのままでは鉢が小さいので大きな鉢に変えてあるし、さらに土もブルーベリー用にして肥料も施していた。昨年の冬は寒さ対策で土の上には藁を敷き、鉢の周りには布を巻き、木が弱らないようにした。今年はたくさんの実がなるだろうと期待しているが、今度は春になり花が咲き、その後実をつける段階になっているが、女房が言うにはこの小さな実が鳥に食べられていると言う。その対策もしてくれということで、今週は鳥よけ対策をしなければならなくなった。鳥よけネットは販売しているが、1m近い高さの2本の鉢植えの木を覆うにはまだ別の園芸部品が必要で工夫もいる。ホームセンターで選択できるいくつかの部品を集めてようやく鳥よけネットが完成した。
 これでこの夏には昨年より多くのブルーベリーが食べられると期待しているが、このブルーベリーを育てるのにこれまでかかった費用というのは万単位の金額になってしまった。この夏何粒のブルーベリーが食べられるか分からないが、これまでの費用を考えると一粒数百円の高価なブルーベリーになってしまいそうだ。これから数年この木が毎年多くの実をつけてくれれば少しは安くはなるが、どう考えても市販のブルーベリーに比べてかなり割高な果物になることは明白だ。
 家庭菜園などもたぶん費用対効果を考えたらまったく赤字になってしまうことが多いのではないかと思うが、自分で育てた野菜・果物を食することに意味があると思わなければやっていられない。

我が家のブルーベリーには病気や天候不良で収穫が少なくならないように頑張ってもらいたいものである。


 
 <進捗>
 2015年5月11日 

その後バランス型CSPP出力ラインアンプの製作はどうなっているか。
 以前は基板の配線をし始めたと報告したが、今は大分進んでいる。6枚の基板配線が終わり、シャーシー加工も終わり、やっと動作確認まで進んでいる。新開発の回路だからいきなりすべての配線をすることはしないで、基板回路を1枚ずつ動作確認しながら仕上げている。今はやっと回路本体の動作確認するところまできた。まさに今日やっと動作し始めた。結果はどうだったか。まずは動いたというところ。僕にとっては初めての回路、これまでに同じ回路例は知らないから慎重に動作確認をしている。動作点は計算通りか、バランス回路として動いているか、異常な動作をしていないかなど神経を研ぎ澄ませながら見ている。これまでのところ順調に進んでいる。無帰還での性能が素晴らしく、周波数特性、歪特性も問題ない。というよりこれまで設計したラインアンプのなかでたぶん最高の性能を示してくれている。今後が楽しみになってきた。

しかしこのまま簡単に完成という訳にはいかないのがアナログ回路というもので、動作の安定度を確かめていかないと、ちょっと環境・条件が変わると動作がおかしくなることがあって、いろいろチェックしなければいかないからまだ作業はたくさん残っている。特性の確認もあるし、最後は肝心の音質が気に入らなければ完成とはならない。負帰還アンプの場合、安定性が直接音質に影響するからかなり重要な確認事項となる。

新しく設計する回路というのは、それがすでに多く作られている回路であろうが、まったく新回路であろうが製品として完成度を上げるのには時間がかかる。今回は僕の個人的なアンプだから後で簡単に訂正・変更ができるが、お客さま用のアンプとなるとそうはいかない。だから経験のない回路を設計する時には時間がかかってしまう。それがどの程度の困難さによって対応が変わってくる。時にはお断りをしなければならないこともある。
 アナログ回路はやはり経験が必要だ。時間をかけて完成度を上げていくものと思える。動いたからそれで終わりというものではない。

特にオーディオ製品として音質を満足させるにはコツというものが重要になってくる。


 
 <健康診断>
 2015年5月1日 

4月初旬に人間ドックを受けてきた。健康診断はずっと毎年何かしら受けている。会社員時代は会社の人間ドック、独立してからは横浜市の健康診断、その後人間ドック専門の病院などいろいろ診断先を変えながら自分の健康を見ている。今年はまた変えて大きな総合病院で受けてみた。これまでの人間ドックは検査をしてくれるがその後のケアーは何もしてくれない。再検査が必要な時は自分で別の病院に行って再度調べて下さいという感じであまり親切な感じがしなかったので、今年はケアーも十分してくれそうな総合病院にしてみた。
 年齢も重ねてくるといろいろガタがきて体調の変化を感ずるようになる。ここが痛いのあそこが痛いのとなってくる。僕が最近気になるのが胃だ。数年前ピロリ菌の除去をしてもらって以来毎年胃カメラで検査するように言われている。だから今回は人間ドック時に胃カメラでの検査もしてもらうことにした。
 結果は問題なかった。胃炎の後はあるが特に問題なし。他にはコレステロールは相変わらず高いがこれは食事ではコントロールできないものかもしれないようだからどうしようもない。
 まあ自覚症状として問題はないからまあ健康なのだろう。今回は検査結果の説明は良かった。丁寧に説明してくれた。

自分の健康は医者に診てもらったが、我が家の花木は僕が健康診断、治療をしなければならない。今年我家の庭木は少し病気にかかっていた。最初キンモクセイの葉が光っていたので、良くみたらアブラムシが発生していた。すぐに薬(ベニカX)を散布したら小さな黒いアブラムシが大量に死んだ。これで一安心と思っていたら、今度は梅にカイガラムシが発生していて葉が少し萎れてしまった。最初この葉の萎れは水やりが足りないと思っていたら、カイガラムシによる寄生の影響だった。枝についている虫(小さな丸い虫)を棒でこそげ取ったが、目の届かないところもあり別の薬(スミチオン)も散布した。もうしばらく梅は治療が必要だ。
 花木の病気もこちらが診察して気が付かないと病気が進み、最後は枯れてしまう。だからいつもこちらから健康診断をしてあげないといけない。ほとんど目視だが葉や枝の変化を観ていないと気が付かない。また水やり、時には肥料、剪定など健康を保つことをしてあげないと花木も健康を害してくる。

人も植物も普段の手入れが大切だ。庭の花木ももう少し普段から面倒を見てあげなければいけないかもしれない。


 
 <歴史本>
 2015年4月21日 

今年に入り司馬遼太郎著「播磨灘物語」を読んでいる。全4巻のうち3巻まできた。実はこの本昔読んだことがあった。若いころ司馬遼太郎の著書が面白くていろいろ読んだ。その中で特に興味をもった歴史上の人物は空海、黒田官兵衛、坂本龍馬で今でもこれらの人物が好きだ。これらの人物に共通するのは歴史の表舞台で活躍する人物よりちょっと下がってはいるが、実は天才的な働きをして歴史に大きく影響を及ぼしているという点である。ぼくの好みは別にして昨年NHK大河ドラマで官兵衛を放映していたのでまた「播磨灘物語」を読んでみたくなり読んでいる訳である。すでに話のあらすじは知っているし、残りの1巻で中国大返しを楽しみにして待っていたのだがそれが今ちょっと止まってしまった。ここにきて急に別の本を読み始めてしまったのである。

その本のタイトルは「日本史の謎は地形で解ける【文明・文化編】」という本。著者は武村公太郎。何故この本を読み始めてしまったかと言えば、NHKの日曜日のラジオ番組でこの本が紹介されていて、タイトルにちょっと興味が惹かれすぐ近くの本屋で購入してみた。本当は「日本史の謎は地形で解ける」という【文明・文化編】がつかないタイトルが紹介されたのだが、その本がなくその続編しか棚になかったからだが、この本も読み始めたらもう止まらない。著者はもと建設省でダム建設をしていた技術者でその経験から地形・気象からさらにはインフラからの視点で歴史・文明を説明している。そこには歴史上の出来事が必然的に説明できると解説している。これらの視点がたいへん面白い。

 例えばいくつかの内容を列挙してみると
 ・なぜ日本は欧米列国の植民地にならなかったか
 ・なぜ家康は「利根川」を東に曲げたか
 ・なぜ江戸は世界最大の都市になれたか
 など興味ある文章がたくさんある。これらの解が地形とか気象(災害)・地形(産出物)など自然から影響された日本の特性から歴史の流れを解いている。

今、官兵衛はちょっと一休み。もう少しで中国大返しという歴史上の面白い場面に差し掛かるのだが、もっと視点を引いて日本の歴史を眺めてみると気象とか地形からくる必然的な力によっても歴史が動いていることを知るのもまた面白い。

番外編に「ピラミッドはなぜ建設されたか」というのもある。引きずり込まれている。


 
 <製作開始>
 2015年4月11日 

昨年からバランス型CSPP出力ラインアンプを作るぞと言ってから大分時間が経過した。これは少しずつ進んでいて、やっと部品が揃い製作に取り掛かったところだ。今回はその報告。 

前に今度設計するラインアンプは自分なりに新しいことを試みていることを書いたが、これが昨年のことで今ようやく製作に取り掛かった。回路はバランス型である。僕のオーディオシステムを全部バランス増幅に変えてみようと考え、一昨年にはバランス型のEQアンプを設計した。バランス型のパワーアンプはお客さま用にはすでに設計していて、実績があり自分のシステムを変更するのもそれほど難しくはない。最後に残ったのがバランス型ラインアンプなのだが、それを今やっと製作しているところだ。入力は差動増幅、出力はCSPP出力という構成でその回路を基板にマウントした。それが下の写真。真空管の取付けも基板上で行い、その他回路部品と二階建て構成になっている。写真で見える真空管ソケットの下にも抵抗やコンデンサーなどが乗っている。この真空管取付け基板を使うのは初めての試み。電圧増幅部なら問題ない。
 電源トランスも今回はRトランスをオーダーメイドした。長野にあるフェニックスさんに注文した。1個でも作ってくれた。高さが低いし、たぶんリーケージも少ないだろうからこれもラインアンプには使い易いだろう。
 今回の報告はここまでで、他はまだ進んでいない。基板はあと7枚ほどマウントしなければならないし、それより動作、性能がきちんと出るかが問題でまだ作業量は多い。ケース加工もこれからだ。

バランス型の真空管アンプを設計してきていて、すべてを変えるまでまだ道のりは長い。このラインアンプができたら、次はバランス型パワーアンプを設計する。

 まだまだ遠い道のりだ。

 



 
 <マルカ ショック>
 2015年4月1日 

先日、秋葉原に行ったついでに時々買うさつま揚げ屋さんに行ったところシャッターが閉まっており購入できなかった。確か休日は日曜日だったと思い出し、家に帰ってからこのさつま揚げ屋さん<マルカ>の情報を調べてみた。
 サイトを見た途端心臓がドキドキし、これからどうしようという気持ちになってしまった。このさつま揚げ屋さんが閉店してしまったのです。昨年12月末に突然閉店してしまわれたようです。さつま揚げ屋さんの正式の名は「構雄造商店」扱っている商品は蒲鉾、さつま揚げ、はんぺんなどの練り物で、100年超の店の歴史がある店。場所は地下鉄末広町駅すぐそば、電気部品が好きな諸兄だったら若松通商の隣の方が分かり易い小さな昭和に香りのする古ぼけた(失礼)店です。店につけられたマークが○にカタカナのカの字が書かれたものなので、僕のおふくろはいつもこの店をマルカと呼んでいました。母がこの店の近くの生まれなので僕も子供のころからここのさつま揚げを食べていて、50年以上も食している。東京の有名店のさつま揚げがここよりおいしいと感ずることがなく、すっとマルカを食べていて、秋葉原での部品の仕入れ時には時々この店に立ち寄りさつま揚げを買って帰っていた。
 そのマルカが突然閉店したという情報を見たときにはそれは大ショックだった。今もまだ引きずっていて、もっといろんな種類のさつま揚げを食べておけば良かったと今更ながら後悔するし、それよりこれから永久にもうここのさつま揚げが食べられないというショックが何より大きい。本当におおきな穴が心に開いてしまった。
 閉店の理由は分からない。閉店時の張り紙には「諸般の事情」と書かれてあったらしく、サイトでもその理由はわからない。実に残念な閉店である。102年も続いたのにもう数十年出来ないものかしら。少なくとも僕が生きている間だけでも続けてもらえればまったく問題ないと身勝手な考えをおこすほど残念なことだった。

秋葉原界隈にはまだ老舗で美味しいもの提供してくれる店がいくつかある。お昼は松屋、いせ源など昔の風情を残してくれて美味しい店がまだある。これらの店も諸般の事情で閉店にならないように祈るばかりだ。

僕もあとで食べておけば良かったとならにように食べておこう。


 
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