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オーダーメイド手造り真空管アンプの店 |
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<アナログレコードのハイレゾ化> |
2017年3月21日 |
ちょっと誤解しやすいタイトルになってしまったが、実はレコードプレーヤーの音質改善の話。これまでアンプはバランス化、スピーカーは設置方法などの手を打ってきた。しかしレコードプレーヤーについては何も対策を打たずそのままの状態で使用してきた。レコードプレーヤーのケースを新規に設計してみるのも面白いと頭の中では考えていたのだが、何も実行せずそのままの状態であった。数日前お客様を迎えるにあたりLPを聴いていたとき、ふとスタビライザーを使ったら音はどう変化するだろうかと思い立った。僕は何かを始める場合いきなり物を買ったりしない。予備実験をして効果を確かめてから実際に変更をかけることが多い。これはこれまでの仕事お進め方からきているのだろう。今回もスタビライザーを購入する前にその効果を試す実験をした。アナログレコード用スタビライザーの代わりにCDプレーヤーについていたスタビライザーで確かめてみた。僕のCDプレーヤーはソニーXA50ESという古い機種だがこれにはスタビライザーが使用されているのだ。これをLPに応用した結果素晴らしい音質改善になっていた。一つ一つの音が明確に再現されていたのだ。そこでついでにターンテーブルマットも新規に交換して音質改善を進めてみようということになった。
購入した製品はスタビライザーがaudio technicaのAT618、ターンテーブルシートがオヤイデのBR-12というものだ。AT618は600グラムもあるしっかりしたものだし、BR-12は中央部が少し凹んだ形をしていて、スタビライザーと合わせて使うとより効果が表れるというものだ。
使用結果はどうだったかといえばそれはタイトルにあるようにLPレコードがハイレゾに変化するくらいの効果を示してくれた。針の振動をより正確に拾ってくれるようになった。聴感上ノイズレベルが下がった感じで、微小信号をより再現してくれるようになった。その結果響きや余韻が聴こえるようになった。また同じ効果と思うが周波数レンジも伸びた感じになった。高域の微小信号も再現されているのだろう。大振幅も良くなった。ジャズなどの演奏では歯切れがよくなり、瞬発力も増してきた。このようにシートやスタビライザーによる振動制御というのはかなりアナログレコード再生に影響していることが実感できまた改善された。この現象はスピーカーのスパイクとインシュレーターの効果とよく似ている。スピーカーはコーン紙だけが動き、他は振動しないでほしいのと一緒でレコード再生では針だけが動きその他の物は静かに動かないでほしい。それが正確な機械振動を実現させるための必須条件となる。レコードプレーヤーもモーター振動やトーンアームに制振などを施せばさらに音質向上が図れるのだろう。
今回はシートをスタビライザーだけの交換で音質向上が図られ楽しい実験となった。弦楽器の音も変わってしまった。これまで痩せていた音が芯のある太い音にかわり演奏が楽しく聴けるようになった。
これで僕の設計したオールバランス増幅のシステムの良さが発揮されるだろうと独りよがりの判断をしている。
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<雑誌投稿> |
2017年3月11日 |
前回のコラムでお伝えしたとおり、MJ無線と実験 4月号に僕の製作記事「6922バランス型CSPP出力ラインアンプ」が載る予定だ。このコラムを書いている時点では実際の記事はまだ見ていない。MJ誌にこのような記事を書くようになったのは、以前MJ誌の方から依頼を受けていたからだ。その時僕もまだアンプの受注製作をしていた時だから余裕がなく、いつか書いてみようと思っていたくらいだった。しかし、昨年受注製作を止めて時間や気持ちに余裕が出来てきたので書いてみようかという気分になってきた。またちょうど記事のタイトルにもあるバランス型CSPP出力ラインアンプも出来ていて、内容的にも面白い回路が出来上がっていたのでそれをまとめることにして今回の発表となった。
CSPP出力をラインアンプに応用するアイデアが突然出てきた時、これで悩みがすべて解決したと思うくらい僕にはこのCSPP出力段は気に入っている。バランス出力には最適な回路構成なのだ。しかしほとんどの方にはバランスアンプは必要でないかもしれないので、この嬉しさは僕一人だけかもしれないが、今回雑誌に公開して何人かの人が素晴らしいと同調してくれたらうれしい。MJ誌の方もこの記事をどう扱ってよいのかきっと迷われただろう。一般的でないアンプの製作記事だから取り扱いにこまっただろう。
MJ誌といえば今度の日曜日(12日)に秋葉原で第2回MJオーディオフェスティバルというものを開催する。内容はMJ誌のライターさんのアンプやアマチュアの方のアンプのデモなどが行われるらしい。今回はオーディオ仲間と行くことにした。どうもデモは混んでいるらしいのだが、何か音が聞ければ参考になると思う。
真空管アンプというのは気軽に製作できるし、どこかアマチュアイズムみたいなものが感じられるから、難しいことは言わず楽しむ気持ちを全面に出して記事が書ければいいなあと思っている。
今回の記事も「こんなアンプが出来ますよ」程度に読んでもらえるとありがたい。
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<電子ボリューム> |
2017年3月1日 |
1月の下旬に今年は何を作ろうかなと考えていたとき、ふとバランスアンプに使用する4連ボリュームが気になった。東京光音の4連ボリュームなのだがボリュームを絞った時のギャングエラーがあり、左右で音量が少し違う。印刷抵抗で抵抗値を揃えるのは難しいのだなあと思い、製品に対してそれが不満ということではないけれど、自分で何とかできないかと思った。そこでアキュフェーズで採用している電子ボリュームを検討してみたくなった。
まずはアキュフェーズのカタログから回路を推測するところから始まった。アキュフェーズはAAVAという名の方式でDACの形をしている。これを説明すると長くなるので説明を省くが、自作するにしてもかなりの回路量が必要で、実際彼らのプリアンプの大半はこのAAVA回路が占めていて、プリアンプ部は最後にちょっとあるだけだ。
僕が作るには規模が大きすぎるので何とか規模を小さくすることを検討し始めた。そうしたら回路がだんだん変化してきて、結論から言うともっと簡単な回路でたぶん同等の性能を持つ新しい電子ボリュームのアイデアが出来てしまった。まだアイデアの段階で回路図もない段階だから、裏紙にちょこちょことメモ程度の回路での検討なのだが、多分これでいけるのではという段階までになった。回路規模はかなり減少させることができ、性能は同等ではと考えているが、まだ実験もしていないのでここでは大きな口をたたくことはできない。ボリュームの制御はデジタルで行い、ゲイン切り替えはアナログで行う方法だ。4連にしてもそれ程大きな回路規模にはならないと踏んでいる。
2012年の正月には半導体スイッチを使って電子ボリュームを作ってみたいということを書いていたが、5年後にやっとアイデアまでたどり着いた。人間とは不思議なもので、バランス型ラインアンプの出力にCSPPを使うというアイデアもふとアイデアが生まれ、これまで長く気になっていた問題が急に解決した。今回も同じで5年間常に考えていた訳ではないけれど、引っかかっていたことがある時急に解決しそうになっている。
今年はバランス型パワーアンプを造ってみたいと思っているが、余力があればこの電子ボリュームについては細部を詰め、実験までたどり着ければと思っている。
MJ無線と実験 4月号に僕の製作記事が載ります。「6922バランス型CSPP出力ラインアンプ(設計編)」という記事です。このコラムに出ているバランス型ラインアンプの製作記事で、僕の雑誌デビュー作になります。
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<反響> |
2017年2月21日 |
MJ無線と実験 3月号に僕のことが掲載されてさまざまな方からメールをいただいた。
記事の印象というのは人さまざまで面白い。僕が一番見せたかったのは母親だったのだが、母はもう高齢だし目も悪くなっていて記事の文章を読むことは出来ないらしく、「写真が立派だね」だけだった。これはしかたがない。MJはオーディオ雑誌といってもアンプ製作を趣味にいた人への雑誌だからかなり内容は偏っている。兄弟達、親戚も印象は同様でまず「写真が立派」が最初の印象。でも内容はちんぷんかんぷんということだ。バランス増幅やインピーダンスと言っても日常語でないから当然だ。まあそれでも喜んでもらえたからよかった。
次は元会社の先輩達の言葉。まずMJ誌が懐かしいときた。その昔オーディオを仕事としていた人たちなのでMJ誌は社内でもよく読まれていたし、先輩の中には製品の紹介記事を書いていた人もいたからまず懐かしさが最初にくるようだ。久しぶりにMJを読んだとか、内容が真空管アンプ中心だねとかの感想だった。記事に関しては僕のことが良く書いてあるというのが二人の先輩からの感想だった。僕の性格をよく知る先輩の感想かもしれない。何故商売やめちゃったのとか、またアンプ販売再開すればとかそんな意見もありました。
他にはオーディオ仲間・お客様でエンジニアの方はまた違った反応。2人の方が記事を見てまた遊びにきたいと申し出があり、3月にも来ていただく。バランスアンプ構成やスピーカーの設置方法が変わったのでその結果を聴きにきたいということだろう。エンジニアの反応は僕と同じで実際結果がどうなったかを確認したい人種なのですね。それに別のエンジニアからはこれから掲載予定の製作記事が楽しみだというご意見もありました。
まさか自分が雑誌に紹介されることなどまったく思ってなかったので、最初はちょっととまどったのだが、実際はMJ編集者の方が本当に写真・文章とも上手にまとめて下さり、客観的な記事に仕上げていただいた。オーディオはただの趣味の延長みたいなものだのだが、このように取り上げていただいて感謝している。
MJ誌さんどうもありがとう。
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<MJ無線と実験> |
2017年2月11日 |
前回このコラムでお知らせしたとおり、「MJ無線と実験 3月号」に僕の記事が出ています。2月10日発売です。もちろんうれしい部分もあるけれど結構はずかしい。その理由はりっぱな装置を持ってなくて、ちょっと見劣りのする感じだからだ。ただMJ誌というのはオーディオ自作マニアのための雑誌なのでその意味ではアンプはすべて自作だから雑誌の趣旨には合っているように思う。
それにしても写真や文章はさすがプロで最初に原稿を見たときには他人事のように読んでしまった。内容は正しいのだが何か僕のことなのかしらという感じで、さすがプロはうまくまとめるなあと感心してしまった。またプロの写真家も上手に撮るもので、ワイドレンズで部屋の雰囲気をよく出してくれた。
話は少し飛ぶが雑誌の写真で見るとおり我リスニングルームは障子あり、壁は平行でなく、スピーカーの後ろは吹き抜けで1階に空間が抜けている。普通リスニングルームというのは長方形で平行な硬い壁に囲まれ、スピーカーの後ろも壁という一版的な想定とはだいぶかけ離れた部屋になっている。このスピーカーを開発したB&Wのエンジニア―はこんな部屋を想定して音を決めてはいないと絶対思う。それでも部屋を直すことができないから、何とか部屋の影響を良い方向に導くことを考え、雑誌にあるように飾り板の上に置いたり、スピーカーの脇に反射板をおいたりいろいろ工夫しているのだ。僕は環境が整っていないからできないという言い訳は嫌いだから、条件は悪くてもそのなかで最善の工夫をこらすのが技術の良いところだ。アンプにしてもどうやってB&Wノーチラス805を鳴らしたらよいか、という限られた条件になかで真空管アンプに工夫を凝らしてきて今のようになってきた。また今後もまた進化していくだろう。多分部屋やスピーカーが別の条件だったら僕の技術もまた別の考え方になっていたかもしれない。
こんなことは高価な装置を買えない言い訳に過ぎないかもしれない。もっとお金を出せばもっと良い音はあるよときっと多くのマニア諸氏には言われるかもしれない。でも負け惜しみをもっと言わせてもらえれば、高い装置を買って良い音を聴くのが目的ではなく、自分の知識を使ってどこまで良い音が出せるかを僕はしているのだと。
最初こんな話を書くつもりではなかったが、雑誌に載った写真・記事を見ていたら指がこのように打ってしまった。負け惜しみですみませんでした。
こんどは製作記事も載る予定なのでそちらもよろしくお願いいたします。
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<大相撲観戦> |
2017年2月1日 |
今月大相撲では久しぶりの日本人横綱の誕生で賑わったが、僕も初めて相撲観戦となった。 日にちは1月15日の初場所中日。町内会のイベントで相撲を見るツアーが企画され、初めてこのようなツアーに応募してみたら運よく約2倍の倍率にも拘らず当選の知らせを受け大相撲の観戦の機会を得ることが出来た。ツアーは「はとバス」を利用したもので、バスも町内まで迎えにきてくれた。お昼も両国のちかくのホテルでビュッフェスタイルの食事も用意され個人で行くより大分お気楽な相撲観戦となった。両国は僕にとっても懐かしい駅だ。僕の実家は千葉の田舎なのだが、お袋が神田の生まれだから僕が小さいころは東京からの帰りだとほとんど両国発夕方6時過ぎの汽車(電車ではなく)に乗って家に帰っていた。だから子供心に両国駅の風景が記憶に残っている。両国駅は両国国技館の前だから久しぶりに駅をみたが、昔と変わっていない。昔の風情がそのまま残っていてこれだけでもうれしくなってしまった。
話をツアーにもどすと、途中浅草に寄り3時半ころ両国国技館内に入ることができた。なにせ初めての相撲観戦なので気分が高揚していて何をしてよいか分からない。コンサートと違いここにはお酒もツマミも弁当も販売しているから、黙って座ってショウを見るだけではない。僕は弁当を買いに行ったがすでに弁当はかなり売り切れていた。それでも弁当(稀勢の里弁当)を買い、評判と呼ばれる焼き鳥も買い席についた。大相撲というのは朝の8時から夕方6時まで取り組みがあるそうだ。好きな人は酒を飲んで一日中いられるとこだ。僕らは中入りが前ころから観戦した。途中飽きるのではないかと思ったがそんなことはなかった。非常に面白かった。全然飽きない。ところで席はどこかと言えば、向こう正面2階西寄りでかなり遠い所だった。力士の顔は良く見えない。双眼鏡でやっと表情が見えるくらい。でも勝負は良く分かるところ。
全体の印象はまず色がきれい。まわし、行事・呼び出しの衣装が素晴らしい。日本伝統の色彩は素晴らしい。それと相撲の進め方が素晴らしい。皆さんてきぱきしていて動きに無駄がないし、無駄な時間も作らない。良くオーガナイズされたショウという印象だ。
取り組みでは稀勢の里が勝ち、白鳳が最後の取り組みで負けたため座布団投げも見られた。結構な量の座布団が空中に飛んでいて、こんなチャンスは滅多にないと僕は喜んで見ていた。
こんな楽しい企画だったら来年もまた応募してみたいな。使い始めたスマホで撮った写真を載せてみます。
別件ですが、先日雑誌「MJ無線と実験」の取材、撮影があり、今度3月号の「HiFi追求リスニングルームの夢」というところに僕が紹介されることになりました。夢には程遠い部屋・装置の内容ですが、書店でMJを見たりできたら買ってご覧下さい。2月10日に発売です。
稀勢の里ののぼり。大関最後ののぼり?
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<スマホデビュー> |
2017年1月21日 |
この正月は体調がいまいちだったけれど家にいる分には問題なく、実はやっとスマホデビューのためいろいろ手続き、セットアップの作業をしていた。やっとスマホが使えることとなった。これまで僕の仕事は家での作業が多いためコンピューターは必須で、回路図、メカ図面、部品表などの設計製作にかかわる作業はすべてパソコンにお世話になっている。メールやこのサイトのメンテナンスもパソコンだ。だからパソコンでほとんど仕事をしているので敢えてスマホが必要ということはなかった。ガラ携で十分だったのである。しかしそうはいってもガラ携も古くなってきたし、また最近は格安スマホというものもあるようで、通信料も結構安くなっているらしい。そんな状況だから昨年より調査をしていたのだが、ガラ携の契約の継続時期がこの1、2月であることがわかり、思い切ってスマホデビューにいたった次第だ。
キャリアは楽天モバイル、携帯は台湾メーカーにした。切り替えの手続き、スマホの設定はすべて自分でしなければならない。これが格安スマホだ。まずはMNP(携帯番号の継続)から始める。以前のキャリアauにこの手続きのための予約番号を入手。いよいよスマホとSIMとよばれるチップが届く。まずスマホに保護シートを貼ったのだがこれが難しい。左右均等にうまく貼れず、苦労して何とか貼る。その後の作業はもうこの紙面では書ききれない。MNPの手続き、SIMカードの取り付け、Googleアカウントの設定、楽天アクセスポイントの設定、WiFi、楽天電話の設定などさまざまな作業があった。そのたびにアカウント名、パスワードが必要でこれも面倒だった。一応動作ができるようになると今度は連絡先データの移動(コピー)も行った。ガラ携、SDカード、Mac、Googleアカウントを通してやっと新しいスマホに移動させた。これも一苦労。これで通信関係が整ったところでラインに挑戦してみた。ところがラインを導入したとたん兄貴からメールが届いた。何故僕がラインを立ち上げたのかわからないはずなのにすぐにお友達になっているようだ。ラインを調べてみたら、連絡先の一部が勝手にお友達に設定されていた。これでは困るので必要以外は全部お友達から外した。こんな作業も必要なのかと。
最後は音楽データの移動を試みた。iTunesに入っているビートルズの音楽をスマホに移すことだ。これもちょっと難儀した。Macの音楽データをmp3に変換し、それをファイル共有のVAIO経由でスマホに移動させた。音楽データの違いやデバイスの認識などmac とアンドロイドは仲が悪いようで、Windows経由ならファイルの移動ができた。
いまはどうにか使っている。文字入力は下手だし、アプリの使い方もまだおぼつかない。でもやっと人並みに指を画面に滑らせることができてちょっと満足している。
格安スマホは実際大手のスマホよりランニングコストが安くなる。やはり一番の問題は最初の設定の作業が複雑なことだ。僕はエンジニアだから調べたり、推測、試行錯誤しながら進めることができたけれど、女房に一人でこの作業をしろといっても到底出来ない。
格安スマホに変えるには根性がいります。
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<2017年正月> |
2017年1月11日 |
今年もまた明けた。毎年のスピードが次第に速くなっているように感ずるとともに、一方記憶の中では1年前の事が早く薄れている。昨年の今頃はどうしていたのだろうかと1年前のコラムを読んで自分自身の行動を思い返している。何となさけないのやら。
昨年の暮れから今年の正月に渡って体調がすぐれない。昨年は暮れに風邪をひいて寝込んでしまった。夫婦二人とも風邪の症状で今年の正月は親戚には誰にも会わず、ただ家でじっとしていた正月だった。お年玉を期待していた親戚の子たちもさぞ残念だっただろう。(後でわたすつもり)それで体調が良くなってきたと思ったら今度は胃腸不良で正月明けも寝込んでしまった。これまでこんなことはなかったのだが歳とともに体力が落ちてきたのかと寂しい気分だ。この体調不良も薬と安静で数日で改善するものらしいが、今日は起きだしてこのコラムを書いているからもう少しでもどるだろう。
こんな体調だから今年の抱負を述べる気力がない。まあ最初から今年の抱負などということは述べなくとも良いものだが、年の最初というのはどうもこれから何かをするぞという宣言をしなければならない習慣ができているようだ。社会人では会計年度の始めには必ず個人目標なり、課・部の目標を定めなければならなかったからそんな習慣が染みついてしまったのかもしれない。昨年のこの時期のコラムを読んで何かを書いてみよう。
昨年は3つもやることを宣言していた。こんなに元気があったのだ。その内実際にできたのは約半分、50%の達成率というところだ。これでは査定に響くかもしれない。EQの改造はできたが、パワーアンプの新規設計は改造で済ませた。真空管DACはまったく手も付けなかった。この内容だから50%の達成というところだ。ただ昨年、新規計画の「スピーカー配置に関する音質向上」という研究テーマではその効果が得られたので、査定はもう少し良くなるはずだ。
さて今年はどうするか。たくさんの仕事は宣言しない。真空管DACは作らない。多分形にはなると思うが音が良くなるという保証が得られない。バランス型のパワーアンプは何とか造ってみたい。これは気力の問題か。今年は1テーマを目標とする。
そういえば1年前はSACDプレーヤーを買いたいなどと述べていたらしい。でもまだ買っていない。今年はどうなるのかな。
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<2017明けましておめでとうございます>
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2017年1月1日 |
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
昨年は自分のオーディオの実験がいろいろ出来、その結果をこのサイトで報告してきました。
今年も得られた知識をこのコラムで発表していきたいと思っています。
今年もこのサイトも宜しくお願い致します。
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