今回はちょっと変わったタイトルで書いてみる。僕は普段作業をしているときは、小さなラジオでFM・NHKを聴いている。民放は英語まじりのDJで新しい音楽をかけてくれるが、僕は最近の歌は知らないので面白くない。しかしNHKだと昔の歌謡曲などもかけてくれるので楽しく聴ける。歌謡曲を聴きながら半田付けというのは最高の時間に思える。
非常に狭い範囲しか最近の日本の音楽しか聴いていないのだが、不思議に思うことがたくさんあるので書いてみたい。
・最近は歌手のことをアーティストと呼ぶ。
・最近は曲のことを楽曲という。
・最近の曲にはサビというものがない
・最近の詩には情景の描写がなく、自分の意見、考えを言っているのが多い。
・震災以降、好まれる楽曲は勇気と元気をもらうのがいいらしい。
僕の偏見と独善で見るとこんな感じになる。
昔の曲はプロの作曲家、作詞家というものがいて、商業主義と言われるかもしれないが、それなりの素人にはまねできないプロの作品があり、メロディーにしても歌詞にしても心に響く曲があった。しかし良くは知らないが、最近は自作自演の曲が多いようで、そこらあたりから上に述べたような現象が現れているように思える。
3番目の曲にサビがないという感想をもらしたのは、有名な思想家のご意見で僕も同意する。好きな曲を自分ですべて作ったほうがより相手に伝わるということだろうが、本当にそうだろうか。ある部分はその道のプロにまかせたほうが良い場合もある。
4番目の勇気・元気は震災以降流行語になっている。歌から勇気・元気をもらうのを否定しないが、涙をさそう曲もあってよい。そこにはこころを震えさせるメロディー、詩が必要だが。
こういうことを書く自体僕が歳をとってきた証拠かもしれない。こういう僕も昔は不良の歌のように言われていたビートルズの曲に熱狂していたのだから。
今聴けばビートルズもおとなしいいい曲と思えるほど音楽の環境も変わっているから仕方がないことなのか。
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