EL34(UL)ppパワーアンプ。
特長は高ダンピングファクターのアンプ部と今回改善した低インピーダンス電源部の組み合わせである。電源インピーダンスが測定できるようになり、それに伴って電源の性能を上げることが出来た。更に電源部には電源立ち上がり時の突入防止回路(ソフトスタート回路)も導入した。これらの解説はコラム<Engineering
Report>を参照して下さい。アンプ部は差動2段の増幅部とEL34(UL)のプッシュプル回路になっている。
低出力インピーダンスアンプ部と低インピーダンス電源部の組み合わせは、柔らかさ、繊細さ、力強さを兼ね備えた新しい真空管アンプになっています。同時に性能も真空管アンプの部類では優秀な特性を示しています。
仕様
・EL34(UL)pp 20W/4Ω
・12AX7、12BH7 差動2段増幅
・ゲイン 20dB(4Ω負荷)
特性(8Ω負荷時)
・周波数特性 -0.1dB(20Hz) -3dB(80kHz)
・歪率(1W) 0.0065%(100Hz) ,
0.0075%(1kHz) , 0.038%(10kHz)
・セパレーション 98dB(5kHz以下)
・D.F(ON/OFF法) 43以上(20Hz〜3kHz) *D.F(8-4法) 43以上
・メイン電源インピーダンス 0.7Ω(20Hz〜5kHz)
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